2匹一緒に譲渡する理由とメリットデメリット

こんばんは!

譲渡会も賑わう昨今ですが、ほとんどの方が1匹を家族に迎えます。

しかし縁猫かごしまでは、猫の譲渡は基本ニコイチでお願いしています。


理由はいろいろありますが、大きく分けて3つあります。



なぜ2匹単位で譲渡するのか。

まず一つ目にストレスを最小限にして、精神的に安定しやすいからです。


現在保護している4匹も最初の1匹を保護した時には怖がって、ずっとダンボールの陰から出てきませんでした。2匹目を保護してから急速に落ち着いてきて、ご飯食べたり水分を摂るようになりました。


猫は1匹だと恐怖心や不安を強く感じます。仲のいい2匹を一緒に飼うことで、新しい飼い主さんや環境にとても早く馴染むことができます。環境の変化によるストレスからくる体調不良を抑えることもできます。



2つ目の理由は飼い主さんが仕事などで家を空けても、猫同士がコミュニケーションをとったり遊んだりして淋しくないからです。


猫同士が仲良く一緒に過ごして、取っ組み合ったり毛づくろいをし合ったりします。1匹ではないので餌と水の準備・気温の調整をきちんとしてさえいれば、飼い主さんの帰りが少し遅くなっても特に問題は起こりません。1匹だと退屈のあまり、思わぬいたずらをしたり家具を壊したりすることがあります。


2匹で暇つぶしできるので、飼い主さんの自由度が上がるというメリットもあります。



3つ目の理由は、歳をとってからの認知症の予防になります。


1匹だと、どうしても生活に刺激がなくなります。

飼い主さんが仕事で長時間開ければなおのこと、退屈な時間が増えます。


結果、年取ってから認知症になるリスクが上がります。


もちろん多頭飼いしていれば認知症にならないとは限りませんが(うちは多頭飼いですが老猫は

17歳から認知症を発症しました)リスクを減らすことは可能です。



以上の理由から縁猫かごしまでは、新しい飼い主になることを希望される場合、2匹一緒の譲渡でお願いしております。



2匹飼うのは大変なのか


金銭的には2匹分かかるので大変かもしれません。


手術代やワクチンなどの病院代・餌代など1匹よりも2匹の方が、当然金額が大きくなります。


2匹とも長毛種などの場合はブラッシングの手間が2倍になります。しかし今のところ、長毛種の保護猫がいませんのでその心配はありません。



世話をするという点で苦労が倍になることはない。


2匹だからといって2倍の苦労をする訳ではありません。


一緒に遊んだり寝たりしてお互いに世話し合います。逆に飼い主さんは1匹で飼うよりも少し楽かもしれません。



2匹は相性の良い猫の組み合わせで


2匹ならどの猫でも、飼い主さんの好きにチョイスしてOKという訳ではありません。


飼い主さんの好みがあるのも判りますが、猫同士の相性というのもあって相性が悪いもの同士で譲渡すると、逆にストレスが強くかかりスプレー(おしっこを霧状に壁などに吹きかける縄張り行為)やいじめが起こります。ストレスを飼い主さんを襲うという行為で発散することもあります。


ですからご紹介する時には、相性が現状最適な組み合わせでご紹介させていただいてます。



1匹よりも2匹が幸せ


猫は孤高なイメージがありますが、人間が思う以上に社会的な生き物です。すれ違いざまにお互いに挨拶をしたり、ちょっかいかけたりしてコミュニケーションをとります。


うちの猫は7匹いるのですが(全員保護猫)1日のうちに1度は全員で顔合わせしています。


いわゆる猫の集会というヤツです。集会することで、見慣れない新入りがいないか、お互い変化がないか猫同士でチェックするそうです。


人も衣食住与えられても、一人で何ヶ月も部屋にいるのは相当に堪えるものです。2匹飼うことでお互いがお互いの親友となり、お互いの行動を見て学ぶのでしつけもしやすくなります。


春は子猫も増えて譲渡会も多くの猫が参加します。


ぜひ猫を家族として迎える時には、可能ならばどの子が仲がいいのか確認して兄弟・親子でよろしくお願いいたします。


かごしま個人ボラ冬桜の猫活な日々

鹿児島で大学猫活動、地域猫活動(非公認)をしています。 (*保護は現在満員御礼のために受けておりません。) 団体無所属、個人でまったりやってます。 どうぶつ基金のさくらねこ協働ボランティアとしてTNR活動やってます。 譲渡のお知らせ、TNR活動の報告、野良猫を世話しながら 野良猫を増やさないためにできることをやってます🌸 【ブログタイトル変更しました】

0コメント

  • 1000 / 1000